【簿記2級 過去問解説】第152回 問1(商業簿記:仕訳問題)
「簿記2級検定試験 2019年度 第152回 問1(商業簿記:仕訳問題)」の解答・解説です。(試験問題文は著作権上掲載できませんので、お手元にご用意ください。)
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1.売買目的有価証券の仕訳の解答・解説
当問の解答・解説は下記の通りです。
売却時に支払を受けられる端数利息は直近の利払い日の次の日から売却日までの期間(10/1〜12/1の62日間)であることに注意しましょう。
2.支払利息を考慮した手形による備品購入の仕訳の解答・解説
当問の解答・解説は下記の通りです。
商取引ではなく備品代金の支払のための手形振り出しなので、勘定科目は「営業外支払手形」となります。
また、手形による支払総額と備品の現金購入価額との差額は支払利息として計上します。
3.商品保証引当金の仕訳の解答・解説
当問の解答・解説は下記の通りです。
商品保証引当金の取り崩しは「商品保証引当金戻入」勘定で、新たに商品保証引当金を設定する場合は「商品保証引当金繰入」勘定で計上します。
4.為替予約をした外貨建取引の仕訳の解答・解説
当問の解答・解説は下記の通りです。
為替差損益は、銀行と契約した為替レートと取引日の為替レートとの差額を計上します。
5.会社法を踏まえた仕訳の解答・解説
当問の解答・解説は下記の通りです。
まず(1)について解説します。
資本金とは「株主が株式会社に対して払い込んだ金額」のことです。
そして資本金の扱いは会社法で下記の様に定められています。
【会社法第445条第2項】
資本金の払込み又は給付に係る額の1/2を超えない額は、資本金として計上しないことができる。【会社法第445条第3項】
資本金として計上しないこととした額は、資本準備金として計上しなければならない。
遠回しな日本語で少し分かりづらいですが、会社法により最低限計上しないといけないと定められている資本金は、払込みを受けた金額の1/2ということです。
資本金として計上しないこととした残り1/2の金額は資本準備金として計上します。
またこれら払込金は当座預金に振り込まれたため、当座預金勘定で計上します。
次に(2)について解説します。
会社の設立準備にかかった費用は「創立費」勘定で計上します。
そのため、借方に創立費(費用)を計上し、貸方には現金勘定(現金払いのため)を計上します。
以上、”簿記2級試験 第152回 問1(商業簿記:仕訳問題)“の解答・解説・ポイントでした。
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ではまた、次の問題の解答・解説でお会いしましょう(*´ω`)ノシ
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【簿記2級 過去問解説】第152回 問2(商業簿記:銀行勘定調整)