【簿記2級 過去問解説】第154回 問1(商業簿記:仕訳問題)

守る力

簿記2級検定試験 2019年度 第154回 問1(商業簿記:仕訳問題)」の解答・解説です。(試験問題文は著作権上掲載できませんので、お手元にご用意ください。)

各問の解答・解説に入る前に、まず当問題を解く上で重要な前提情報を把握しておきましょう。

なお、当記事の画像は全てクリックで拡大できますので、ご自身の端末に合わせて拡大してご覧ください。

(1)の解答・解説

(1)の解答と計算過程は下記の通りです。


ポイントとしては、貸手に無償で返却していることから、残りの2年分のリース債務の同額を固定資産除却損(費用)として借方に計上する必要がある点です。

貸方には固定資産除却損と対応する普通預金の支払いを計上します。

(2)の解答・解説

(2)の解答と計算過程は下記の通りです。


返品調整引当金流動負債の勘定科目なので貸方に計上します。

対応する返品調整引当金繰入費用の勘定科目なので借方に計上します。

(3)の解答・解説



預り金流動負債の勘定科目なので貸方に計上します。

退職給付引当金費用勘定)から預り金を差し引いた当座預金からの支払い¥23,000,000を貸方に計上します。

(4)の解答・解説



為替予約をしたことで決済時の300,000ドルについては個別に為替レートが確定しているため、残りの200,000ドルとは異なる為替レートで売掛金(円)を計上します。

(5)の解答・解説



ソフトウェアの作り直しの費用は完成したソフトウェアの純粋な資産価値に含まれないため、固定資産除却損として計上する必要があります。

以上、”簿記2級試験 第154回 問1(商業簿記:仕訳問題)“の解答・解説・ポイントでした。

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ではまた、次の問題の解答・解説でお会いしましょう(*´ω`)ノシ 

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【簿記2級 過去問解説】 第154回 問2(商業簿記:商品の払出計算の問題)