【簿記2級 過去問解説】第157回 問4(工業簿記の仕訳問題)
「簿記2級検定試験 2020年度 第157回 問4(工業簿記の仕訳問題)の解答・解説です。(試験問題文は著作権上掲載できませんので、お手元にご用意ください。)
まず解答・解説を示した後、問題を解くに当たってのポイントをまとめておりますので、ぜひ当記事の最後までご覧下さい。
問4(工業簿記の仕訳問題)の算出の解答・解説
問4(工業簿記の仕訳問題)のの解答・解説を、下記に示します。
問4-(1):材料副費が付随する材料購入の仕訳
問4-(1)の解答・解説は下記の通りです。
材料副費とは、材料を購入してからその材料を消費するまでに付随的に発生する費用のことです。
費用であるため、借方に材料副費勘定を記載したくなりますが、材料副費は材料勘定に含める形で計上します。
そのため、“材料副費”勘定は”材料”勘定に振り替えます。
問4-(2):材料副費差異への振替
問4-(2)の解答・解説は下記の通りです。
実際に発生した材料副費の方が予定配布額よりも大きいため、”追加費用“としての材料副費差異を借方に計上します。
問4-(3):直接・間接工賃金の製造間接費計上
問4-(4):製造間接費予定配賦金額の仕掛品への振替
問4-(4)の解答・解説は下記の通りです。
製造間接費の予定配賦額は、製造間接費勘定から仕掛品勘定へ振り替える形で仕訳を行います。
問4-(5):予算差異・操業度差異の算出
以上、簿記2級検定 第157回 問4(工業簿記の仕訳問題)の解答・解説になります。
問題を解くに当たってのポイント
当問題を解く上でのポイントを下記に示します。
シュラッター図
製造間接費配賦差異における予算差異と操業度差異を、視覚的に分かりやすく求めることができる方法がシュラッター図法です。
製造間接費の各種差異を求めるのに、下図のようなパラメータで構成された三角形の図(シュラッター図)を描くと視覚的に分かりやすく、各パラメータの数値を求めることができます。
簿記2級の問題において、シュレッター図で解ける問題は非常に点がとりやすいので、上記のシュレッター図を書ける様に練習しておくと資格合格がグッと近づきます。
以上、”簿記2級試験 第157回 問4(工業簿記の仕訳問題)“の解答・解説・ポイントでした。
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