【簿記2級 過去問解説】第157回 問1-4〜問1-5
「簿記2級検定試験 2020年度 第157回 問1−4と問1−5の解答・解説です。(試験問題文は著作権上掲載できませんので、お手元にご用意ください。)
まず解答・解説を示した後、問題を解くに当たってのポイントも後述しておりますので、ぜひ当記事の最後までご覧下さい。
解答と解説
第157回 簿記2級検定試験 問1−4の解答と解説は、下の画像のようになります。
第157回 簿記2級検定試験 問1−5の解答と解説は、下の画像のようになります。
問題を解くに当たってのポイント
問1-4:建物の改良のための支出は”建物(資産)”の勘定科目
建物の改良のための支出は建物(資産)の勘定科目です。
そのため、建物の改良のための支出(改良工事)¥600,000は借方に記載します。
問1-5:その他有価証券の税効果会計
売買目的ではない有価証券、すなわち”その他有価証券“は、取得価額と時価との差額である評価差額(”一時差異“とも言います)に対する税金を考慮しなければなりません。
なお、一時差異に対する税金を考慮することを”税効果会計“と言います。
株価が上昇してプラスの評価差額が発生した場合は、その差額を資産の増加と見なし、将来払うべき税金である繰延税金負債が発生します。
逆に株価が減少してマイナスの評価差額が発生した場合は、その差額を資産の減少と見なし、損失の分だけ将来払うべき税金が減る繰延税金資産が発生します。
問1-5の場合はプラスの評価差額が発生しているため、繰延税金負債を考慮します。
プラスの評価差額は資産の増加と見なして借方に記載し、評価差額から繰延税金負債を差し引いた”その他有価証券評価差額金“を”収益“と見なし、貸方に記載します。
以上、”簿記2級試験 第157回 問1-4と問1-5“の解答・解説でした。
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【簿記2級 過去問解説】第157回 問2-1