【簿記二級解説:No10】仕訳の修行(第1回)

守る力

増税増税また増税…(´◦ω◦`)

少子高齢化の進んだ現代日本は、若者にとってかなりハードモードな国になってしまいましたね…(´・ω・`)

そんな日本で生き抜くためには、しっかりと「節税」を行う必要があり、節税のためには自分の事業・経済活動について、正しく帳簿付けを行う必要があります。

正しく帳簿付けを行うには、様々な種類の取引・経済活動の仕訳を適切に行う必要があります

はっきり言って仕訳さえ適切にできれば帳簿付けの90%は完了した様なものですが、仕訳には非常に多くのパターンがあるため、一朝一夕で仕訳を適切にできるようにはなりません。

当ブログの「仕訳の修行」シリーズでは、様々な取引・経済活動の仕訳について練習問題と併せて解説し、読者の皆様に仕訳スキルを向上してもらうことを目的としています

当記事「仕訳の修行(第1回)」では、下記の勘定科目に関する仕訳について解説させて頂きます。

  • 現金
  • 当座預金
  • 有価証券利息
  • 受取配当金

なお当記事を理解するには、仕訳をするにあたっての「簿記における基本ルール(借方・貸方への記載ルール)」を把握しておく必要があります。

仕訳の基礎知識に少し不安がある方こちらの記事を併せて読むと早く理解できると思います。

それでは、練習問題を解いていきましょう!!(`・ω・́)ゝ

【練習問題1】

【問題】
個人事業主AさんはB株式会社に商品¥250,000を売り上げて、支払については、¥200,000は郵便為替証書で受け取り、残額¥50,000はB社振り出しの小切手で受け取った。

当取引について、仕訳を適切に仕訳を行え。

【解答】
郵便為替証書」や「小切手」は、同額の現金に換金できる「通貨代用証券」であることから、貨幣等と同様に「現金」勘定で仕訳を行います

そのため、同じ「現金」勘定である「郵便為替証書」と「小切手」は区別して仕訳せず、その合計金額¥250,000を「現金」勘定で計上します

よって、当問の仕訳は下記の様になります。
protect-money-010-Q1 解答

【練習問題2】

【問題】
マイクロ法人のCさんは、手持ちの現金¥30,000とD株式会社より受け取った郵便為替証書¥110,000を当座預金に預け入れた。

当取引について、仕訳を適切に仕訳を行え。

【解答】
郵便為替証書」は「現金」勘定で仕訳することから、手持ちの現金との合計金額¥140,000を「現金」勘定で計上します。

当座預金」とは小切手を発行するための銀行口座で、支払等を受領するための口座としても使え、仕訳上は「当座預金」勘定で計上します。

よって、当問の仕訳は下記の様になります。
protect-money-010-Q2 解答

【練習問題3】

【問題】
Eさんが所有する任○堂株式につき、配当金領収証¥10,000を受領した。

当取引について、仕訳を適切に仕訳を行え。

【解答】
受取配当金」は「現金」勘定で仕訳することに加え、「収益の発生」と解釈して「受取配当金」勘定を貸方に計上します。

よって、当問の仕訳は下記の様になります。
protect-money-010-Q3 解答

【練習問題4】

【問題】
Fさんが所有するS○NY株式会社の社債につき、支払期日の到来した社債の利札¥20,000が未記帳となっていた。

当取引について、仕訳を適切に仕訳を行え。

【解答】
社債の利札」は株式配当金などと同じ様に「現金」勘定で仕訳することに加え、「収益の発生」と解釈して「有価証券利息」勘定を貸方に計上します。

よって、当問の仕訳は下記の様になります。
protect-money-010-Q4 解答

以上が解説になります。

適切な仕訳ができる様になるための近道はなく、たくさんの取引ケースについての仕訳を行うか、仕訳に関する問題をたくさん解いて経験を積む必要があります。

当ブログでは、実務に使える簿記2級の範囲の仕訳問題をたくさん取り扱っていますので、ぜひ一緒に学んでいきましょう♪

以上、【簿記二級解説:No10】仕訳の修行(第1回)でした。

なお、これらの作業は手作業でやれば修正作業等も含めて非常に手間のかかるものですが、近年は「クラウド会計ソフト」が目覚ましい進化を遂げているため、これらのソフトを使うことで作業コストを大幅に減らすことができます。

これらのソフトは個人事業主レベルの会計であれば月1,000円程度の料金で使えますし、この料金は経費として計上できるため、金銭的な負担も少ないです。

なお、簿記の知識を持っている人はこうしたソフトを使わなくても問題無いかもしれませんが、青色申告などで税金控除を65万円満額受けるには、国が認めた「複式簿記に対応した会計ソフト」を使う必要がありますので、注意しましょう。

ちなみに、どの会計ソフトを使うか悩まれている方には、私も使っている「MoneyForwardクラウド確定申告」がおすすめです。

自分の事業に併せた勘定科目の設定を、他のクラウド会計ソフトよりも細かく行えるため、あとで仕訳にミスがあったことに気づいても、簡単に修正を行うことができます。


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最後に

少子高齢化が進む現代日本は、高齢者の社会保証を支えるために毎年すごい勢いで増税が続いています。

まじめな話、節税する力を身につけなければ、数年後には所得の50%が税金として持ってかれる様な状況にもなりかねません。

満員電車に毎日乗って、へとへとになるまで会社に尽くした結果、給料の50%が持っていかれるなんて、あまりにも酷過い状況です…

ですが、これが日本の現状なのです。

学校では、国にとって都合の悪い節税のための知識なんて、一切教えてくれません。

だからこそ節税のための知識、すなわち「簿記」の知識を自分から学び、積極的に節税を行なっていく必要があります。

当ブログでは、実際に節税対応に用いる簿記の知識を紹介していきますので、節税をしたい人・簿記の資格取得をしたい人は、ぜひ当ブログで学んで頂ければ幸いです。

また、簿記だけでなくその他の家計を楽にする方法や、資産運用に関する知識等を最速で網羅的に得たい方は、リベ大の両学長が執筆した書籍「お金の大学を読むことをおすすめします。

私が給料の上がらない会社を辞めてebay事業で独立した際も、こちらの書籍の内容は非常に参考になり、合計で50万円近く起業時の費用を抑えたり、手堅い投資を開始することができました。

当ブログで解説している「簿記2級」の知識は、学べば学ぶほど手元に残せるお金を増やせる知識です。

ぜひ一緒に「簿記2級」の知識を学び、大増税時代の日本を上手く生き抜いていきましょう!!(`・ω・́)ゝ

最後に、ここまで読んでくれたあなたに心からの感謝を。ありがとうございました(* ᴗ ᴗ)⁾⁾