【簿記二級解説:No.3】掛取引

守る力

増税増税また増税…(´◦ω◦`)

少子高齢化の進んだ現代日本は、若者にとってかなりハードモードな国になってしまいましたね…(´・ω・`)

当記事ではそんな日本で生き抜くために、「節税」の知識である「掛け取引」について解説させて頂きます!!(`・ω・́)ゝ

「掛取引」とは?

事業をする上で様々な取引を行うことになりますが、全ての取引について、対面で現金を手渡しする様なケースは少ないです。

近年の様なIT技術の発展した状況においては、クレジットカード払い・電子決済・銀行振り込みによる支払形式が大部分を占める様になりました。

特に事業者間で大きな金額の取引をする場合、現金を手渡しする様なことはほぼありえません。

そうした場合、上記の様な支払形式で、決められた期日までに、後日、相手の口座に振り込むことになります

この様に、「決められた期日までに後日支払いを行う取引」を「掛取引」といい、支払う側は「買掛金販売した側は「売掛金という勘定科目で仕訳を行います。

下記の練習問題と解いて、「掛取引」の仕訳を具体的にどの様に行うのか見てみましょう。

Aさん」が「仕入」のため、「B店」から「30,000円の商品」を、「掛けで購入」した。

この取引について、Aさん、B店、それぞれの立場から仕訳を行え。

Aさんの立場で仕訳をすると、Aさんは「仕入目的での商品を購入」しているため、「仕入30,000円」という「費用が発生」しています。

借方・貸方への記載ルールを踏まえ、「仕入30,000円」を「借方」に記載します。

またAさんは「掛けで購入」しているため、「決められた期日までに、後日、支払いを行うこと」という「負債」、すなわち「買掛金」が発生しています。

借方・貸方への記載ルールを踏まえ、「負債の発生」である「買掛金」は、「貸方」に記載します。

以上より、下記の様に仕訳を行います。
買掛金の仕訳例

次に当ケースについて、Aさんとは逆の「B店」の立場から仕訳してみましょう。

B店は「商品を販売」しているため、「売上30,000円」という「収益が発生」しています。

借方・貸方への記載ルールを踏まえ、「売上30,000円」を「貸方」に記載します。

またB店は「掛けで販売」しているため、「決められた期日までに、後日、支払いを受ける権利」、すなわち「売掛金」が発生しています。

簿記的には、この「売掛金」は「資産」として扱うため、「資産の増加」が発生したと解釈します。

よって借方・貸方への記載ルールを踏まえ、「資産の増加」である「売掛金」は、「借方」に記載します。

以上より、下記の様に仕訳を行います。
売掛金の仕訳例

支払が完了した時の仕訳

上記の仕訳で用いた「買掛金」、「売掛金」勘定は、あくまで「権利(支払を受け取る権利を「債権」、支払う権利を「債務」と言います)が発生した時の勘定」であり、口座への振り込み等の支払が完了した時、追加で仕訳を行う必要があります

各掛取引は支払が完了したタイミングで、下記の様に追加で仕訳を行います。

買掛金」について、実際に相手の普通預金口座へ振り込みが完了した時、「買掛金」という「負債」が減少し、「普通預金」という「資産」が減少します。

負債の減少」は借方に、「資産の減少」は貸方に記載することになるため、前段の仕訳も含め、仕訳は下記の様になります。
買掛金の振替仕訳

売掛金」について、実際に自分の普通預金口座に振り込みが完了した時、「売掛金」という「資産」が減少し、「普通預金」という「資産」が増加します。

資産の減少」は貸方に、「資産の増加」は借方に記載することになるため、前段の仕訳も含め、仕訳は下記の様になります。
売掛金の振替仕訳

なお、上記の様にある勘定を別の勘定に移すことを、「振替」と言います。

以上、【簿記二級解説:No.3】「掛取引」でした。

少子高齢化が進む現代日本は、高齢者の社会保証を支えるために毎年すごい勢いで増税が続いています。

まじめな話、節税する力を身につけなければ、数年後には所得の50%が税金として持ってかれる様な状況にもなりかねません。

満員電車に毎日乗って、へとへとになるまで会社に尽くした結果、給料の50%が持っていかれるなんて、あまりにも酷過い状況です…

ですが、これが日本の現状なのです。

学校では、国にとって都合の悪い節税のための知識なんて、一切教えてくれません。

だからこそ節税のための知識、すなわち「簿記」の知識を自分から学び、積極的に節税を行なっていく必要があります。

当ブログでは、実際に節税対応に用いる簿記の知識を紹介していきますので、節税をしたい人・簿記の資格取得をしたい人は、ぜひ当ブログで学んで頂ければと思います。

「簿記2級」の知識は、学べば学ぶほど手元に残せるお金を増やせる知識です。

ぜひ一緒に「簿記2級」の知識を学び、大増税時代の日本を上手く生き抜いていきましょう!!(`・ω・́)ゝ

最後に、ここまで読んでくれたあなたに心からの感謝を。ありがとうございました(* ᴗ ᴗ)⁾⁾