【簿記二級解説:No.2】仕訳の基本ルール(入門編)
増税増税また増税…(´◦ω◦`)
少子高齢化の進んだ現代日本は、若者にとってかなりハードモードな国になってしまいましたね…(´・ω・`)
当記事ではそんな日本で生き抜くために、「節税」の知識である「仕訳の基本ルール(入門編)」について解説させて頂きます!!(`・ω・́)ゝ
仕訳とは?
以前にこちらの記事で、簿記の基本中の基本の知識である「複式簿記」というものについて説明させて頂きました。
「複式簿記」とは国に税金減らしてもらうための申告をする上で必要となる帳簿の書き方であり、この「複式簿記」形式で帳簿を書いていくにあたって、事業の経済活動・取引の内容を「借方(帳簿の左の欄)」と「貸方(帳簿の右の欄)」に記入していくことになります。
仕訳とは、世界共通のルールに基づいて、各事業取引の内容を帳簿の借方・貸方に適切に記載することを言います。(「簿記」の勉強とはまさに、この世界共通のルールを学ぶことと言えるでしょう。)
基本的には、下記のルールに基づいて仕訳を行なっていくことになります。
- 借方に記載するもの
資産・費用の増加または発生(負債・純資産・収益の減少) - 貸方に記載するもの
負債・純資産・収益の増加または発生(資産・費用の減少)
では、上記のルールを踏まえて仕訳の練習をしていきましょう!
今回は代表的な例題として、「せどり事業(物を安く仕入れて高く売る事業)」に関する例題を3つ用意させて頂きました。
【例題1:現金で仕入を行なった場合】
【問題】
仕入目的で、リサイクルショップでコピー機(中古)を、現金6,000円で購入した。
この時の仕訳を示せ。
【解答】
この場合、せどり事業の仕入目的での購入取引なので、借方には「仕入(費用の増加)」を記入し、貸方には「現金(資産の減少)」を記載することになります。
ちなみに、上記の様に借方・貸方に記載している「仕入」・「現金」の様な取引の内容を示す項目名のことを「勘定科目」と言います。
【例題2:商品が売れて現金で支払を受けた場合】
【問題】
以前に仕入れたコピー機(中古)が、10,000円で売れて、現金で支払を受けた。
この時の仕訳を示せ。
【解答】
この場合、「10,000円の売上の発生」を「収益の発生」と解釈し、「売上10,000円」を貸方に記載します。
「現金10,000円の支払いを受けたこと」については「資産の増加」と解釈し、「現金10,000円」を借方に記載します。
現金での売買取引は、上記の様にとても帳簿付けが簡単です。
ですが、近年はIT技術が発展したことでネットショップを介しての決済が多くなっているため、クレジットカードによる決済が増えています。
なので最後は、「クレジットカード決済」による売買取引について考えてみましょう。
【問3:商品が売れてクレジットカードで支払を受けた場合】
【問題】
クレジットカード払いで50,000円の商品が売れ、クレジットカード会社に5%の支払手数料を支払った。
この時の仕訳を示せ。
【解答】
この場合、まずは「50,000円の売上」を「収益の発生」と解釈し、「売上50,000円」を貸方に記載します。
売上総額から支払手数料5%(2,500円)を差し引いた47,500円を、「資産の増加」と解釈し、「クレジット売掛金(※)」という勘定科目で借方に記載します。
最後に、売上の5%である「支払手数料2,500円」を「費用の発生」と解釈し、「支払手数料2,500円」を借方に記載し、仕訳は下記の様になります。

(※)クレジットカードで支払を受けた場合、クレジットカード会社が販売者と購入者の間に入り、一時的にお金を預かることになるため、「クレジット売掛金」という勘定科目を使います。
「売掛金」とは簡単に言うと、後でその金額を受け取る権利であり、後日、クレジットカード会社が購入者から預かったお金から手数料分を差し引いた金額を販売者の普通預金口座に振り込んだら、その時は下記の様な仕訳を追加で行います。

この様に、クレジットカードを用いて決済が行われた場合、現金払いの場合よりも仕訳が少し複雑になります。
以上、【簿記二級解説:No.2】仕訳の基本ルール(入門編)でした。
少子高齢化が進む現代日本は、高齢者の社会保証を支えるために毎年すごい勢いで増税が続いています。
まじめな話、節税する力を身につけなければ、数年後には所得の50%が税金として持ってかれる様な状況にもなりかねません。
満員電車に毎日乗って、へとへとになるまで会社に尽くした結果、給料の50%が持っていかれるなんて、あまりにも酷過い状況です…
ですが、これが日本の現状なのです。
学校では、国にとって都合の悪い節税のための知識なんて、一切教えてくれません。
だからこそ節税のための知識、すなわち「簿記」の知識を自分から学び、積極的に節税を行なっていく必要があります。
当ブログでは、実際に節税対応に用いる簿記の知識を紹介していきますので、節税をしたい人・簿記の資格取得をしたい人は、ぜひ当ブログで学んで頂ければと思います。
「簿記2級」の知識は、学べば学ぶほど手元に残せるお金を増やせる知識です。
ぜひ一緒に「簿記2級」の知識を学び、大増税時代の日本を上手く生き抜いていきましょう!!(`・ω・́)ゝ
最後に、ここまで読んでくれたあなたに心からの感謝を。ありがとうございました(* ᴗ ᴗ)⁾⁾