デイトレートで手堅く勝つための最高のツール「逆指値売り」

増やす力

デイトレードを始めたけど、利益が出ない…_(┐「ε:)_
そんなあなたに必要なのは、「逆指値」による効果的な「損切り」です。

1.「損切り」はデイトレの最大の課題

デイトレードで大きな損失を被るケースは、だいたい下記の3つです。

  1. チャートが予想に反して下落したけど、つい、すぐに反発して戻ることを期待して待ってたら更に下落して大損をしてしまう。
  2. 思ったよりも利幅の上昇が大きく、ついつい欲が出て利確せず放置していたら下落に巻き込まれて損をしてしまっていた。
  3. 本業の片手間で取引をしており、忙しくてPC画面を見れないうちに大きな下落に巻き込まれて損をしてしまっていた。

状況による仕方ないものもありますが、やはり一番の原因はメンタル的なものです。

損切りできなかった人

当たり前のことですが、損失が好きな人なんていません。

損をしたくないという感情は人間の本能であり、抗うことが極めて難しい感情です。

人間の感情の大きさで比較した場合、「利益によって得られる嬉しさ」「損失を出すのが嫌だ」という感情は同じ大きさではなく、嫌な気持ちの方が2倍以上強いとも言われています。

こうした強い負の感情をコントールして損切りすることは、プロのトレーダーでも非常に難しいです。

ましてや、デイトレードを始めたばかりの人が簡単に損切りをできる考えない方が賢明でしょう。

とはいえ、そう言って何も行動しないままでは、いつまでたってもデイトレードの経験を積んでスキルアップすることができません。

そこで、勝てるデイトレーダーになるために必須となるのが、「逆指値売り」という注文方式です。

2.「逆指値売り」とは?

全ての証券会社において自身が所有している株に対し、自分で設定した売り価格になったら自動で売り注文を出すことができます。
この売り方法は、下図のに示す様な「指値売り」「逆指値売り」の2種類に分けられます。
指値売りと逆指値売りの図解

「逆指値売り」とは上図の通り、株価が設定価格まで下落したら自動的に売り注文が出される売り方式のことです。

ここで最も重要なのは、自分の意思を介在させず「自動」で「売り注文」を出すことができるという点。

自分を「損切り」する場面から分離することで、自身のメンタルダメージを最小限に抑え、その後のトレードを冷静に行うことができるのです。

「損をしたくない」という感情は本能レベルの強い感情であり、あなたのメンタルが弱いだとか、根性が足りないだとかそういった精神論で抗えるものではありません。

損切りの度にメンタルを大きく消耗することを避けるため、いっそ割り切って「初心者の自分がいきなり効率よく損切りすることはできない」ということ受け入れ、仕組みで解決しましょう

3.「逆指値売り」をする時の注意点

逆指値売りを設定する際、下記の2つを事前に決める必要があります。

  1. 「トリガー(売り注文を出す株価)」を決める。
  2. トリガー発動後、「指値」で売るか「成行」で売るかを決める。

例えば、2,000円まで値下がりしたときに1,900円で売りたい場合、まず最初にトリガーを2,000円と設定し、そのあと指値注文を選んで1,900円と設定します。

注意点は、トリガー価格と売却価格を同額にしてしまうと、買い手がつかず約定しない可能性があるということです。

株価が下落してトリガーを下回った場合、ほとんどのケースにおいて自分が指値した株価よりも安い価格での売り注文が増え、約定の順番が後回しになってしまいます。

そしていつまでも株価が売れずに損失が膨らんでしまうのです。

確実に損切りをするため、トリガーを決めたうえで「成行」で売るよう設定しておきましょう。

4.負けなければければ、おのずと勝ちになる

「負けなければ、自ずと勝ちになる」

これは50億円を株取引だけで稼いだ日本トップクラスのトレーダー、テスタさんの座右の銘です。

要は、全ての取引でプラスを取りに行くのではなく、負けた取引の損失を少なくして、トータルでの取引がプラスになることを目指すべきということ。

株取引には様々な不確定要素が隠れ潜んでいることから、人間が全てを想定しきるなんてことは絶対にできません。

だからこそ、私たちは「コントロールできるもの」にのみ集中すべきなのです。

そしてここでいう「コントロールできるもの」のひとつが、「損切り」なのです。

先の見えない株価下落に対して反発上昇をいつまでも待っていては、想定以上の損失になることも多々あります。

そうした事態になる前に、自分の想定が外れたらすぐに想定していた株価で損切る。すなわち、損失を最初から想定してコントロールすることこそが、トータルで利益を出すために最も重要なのです。

5.まとめ

以下、まとめです。

  1. 人間なら「損切り」を思う様にできないのは当たり前。
  2. 「損切り」で精神を削らないためには、証券会社の標準機能「逆指値売り」を使うと良い。
  3. 安定して勝つためには、トータルでプラスになることを目指すべき。

以上、デイトレーダーのメンタルを守護る最高のツール「逆指値注文」について、述べさせて頂きました。

株式投資は正しい知識・メンタルを身につければ、手堅く資産を増やしていける立派なスキルです。

これからも、ぜひ一緒に学びながら資産を手堅く増やしていきましょう(`・ω・́)ゝ

最後に、ここまで読んでくれたあなたに心からの感謝を。ありがとうございました(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑